- 赤レンガ塀のレトロな雰囲気
- 国・重要文化財の商家
- 「ふとんの西川」創業地
- ヴォーリズ夫妻の旧居宅
- 旧幼稚園の園舎・展示品あり
巡り方アドバイス
商人屋敷や古民家とヴォーリズの洋風建築が調和する素敵なまちなみの近江八幡。建物の魅力はもちろん、そこで紡がれてきた「物語」を知り、想いを馳せることが、旅の醍醐味です。全国に点在するヴォーリズ建築とヴォーリズさんの原点をお楽しみください。
START:市営小幡観光駐車場
市営小幡観光駐車場に車を停めて八幡堀周辺のスポットを散策。
徒歩で約5分
1池田町洋風住宅街
池田町通りには、ヴォーリズらが設計を手掛けた洋風住宅が並ぶ一画があります。いずれもアメリカ開拓時代のコロニアルスタイルで建てられており、赤レンガの塀、煙突があることなどが特徴です。大正9年(1920)に建てられたダブルハウス(写真)は2世帯住宅で造りもユニーク。見学は外観のみ。
徒歩で約7分
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テーブルマザー
まち家を改装した複合施設「月白(げっぱく)」内の人気レストラン。和を取り入れたフレンチイタリアンが人気です。
2旧西川家住宅
蚊帳や畳表で財を築いた、近江を代表する豪商・西川利右衛門の「大文字屋」本店兼旧宅。国の重要伝統的建造物群保存地区に建ち、重要文化財に指定されています。店の部分と居住部分が分かれており、広い座敷玄関があるのが特徴。土間からは中の間をはじめとする広々とした畳の部屋を見渡すことができます。屋外には坪庭や庭園のほか、三階蔵(見学は外観のみ)などもあり、11代に渡る西川家の繁栄を垣間見ることができます。
徒歩で約3分
3西川甚五郎邸
八幡山城が築城された当時、天正15年(1587)に「ふとんの西川」の初代が本店を構えた地に建つ大邸宅。12代目までの歴代当主が第二次世界大戦前まで暮らしました。建物内部には江戸時代から残るところが一部あり、明治24年(1891)、大正2年(1913)に増築された各部屋には、こだわりの意匠が随所に見られます。通常は非公開ですが、公式WEBサイト(https://eins360.jp/vr/_nishikawa1-r1)で各部屋を見ることができます。実際に見学希望の場合は、春と秋に実施される期間限定の特別公開にお申し込みを。
徒歩で約7分
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ヴォーリズと少女の像
ヴォーリズが創設した株式会社近江兄弟社の本社・工場前の広場には、花を持った少女とヴォーリズの像があります。
4ヴォーリズ記念館
医薬品「メンターム」、洋風建築「ヴォーリズ建築」、教育分野など幅広い分野で活躍したヴォーリズ夫妻が実際に暮らしていた旧住居です。昭和6年(1931)に建てられたもので、日本建築のアイデアや意匠を取り入れた内部設計、調度品などを見学することができます。(入館は、要電話予約)
徒歩で約2分
5ハイド記念館
昭和6年(1931)に建てられたヴォーリズ設計の旧幼稚園です。米国メンソレータム社の創業者・ハイド氏からの寄附により建設されました。2003年3月に幼稚園を閉園してからはハイド記念館と呼ばれ、廊下や階段、教室、保健室などがそのまま保存されています。館内には、記録写真や絵画、解説パネルなどが展示され、ヴォーリズ夫妻の出会いやその人生を知ることができます。
徒歩で約15分
車で15分
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市南部にある中山道武佐宿に立ち寄るのもおすすめです。本陣跡や脇本陣跡、石碑が立ち、鎌倉時代からの歴史を持つ宿場町の歴史にふれることができます。