〇八幡山紹介〇初心者にもおすすめ!お手軽登山と絶景&立ち寄りスポット
登山初心者の方におすすめしたい八幡山(はちまんやま)の魅力をご紹介します。
琵琶湖を臨めるスポットや、周辺のおすすめスポットなど、楽しい登山ができる八幡山。
八幡山城の石垣もあって近江八幡を一望しつつ歴史を感じられるのも魅力です。
今回は初心者コースの登山に挑戦しました!
Index

登山口は日牟禮八幡宮から
近江八幡のシンボルともいえる山。
標高は271.9m
登山口から山頂までは片道40分ほど。
往復で1時間程度の低山登山が楽しめます。
山頂にある荘厳な瑞龍寺や、展望所からの眺望がすばらしい他、登山道にはほとんど階段がなく、山道を歩けるのも魅力。
地元の人に愛されている山です。ふもとには日牟禮八幡宮や「たねや」の近江八幡日牟禮ヴィレッジ、八幡堀など観光スポットも目白押しなので、下山後には観光も満喫できます。
ロープウェーもあるので、時間がない方や登山に不安がある方でも安心ですよ
登山のコースを実際に歩いてみた!
いよいよ山登りスタートです。
階段はほとんどなく、季節の移り変わりを感じられる緩やかな上り坂?道が続きます。
道の両側は自然をそのまま感じられ、急な斜面の個所もありますが、足を置く登山道はずっとコンクリートで舗装されており、歩きやすくなっていました。
道沿いにはどんぐりの木がよく見られ、木漏れ日の中をゆっくりと登っていくのはとても気持ちがよかったです。
登っていた時間は大体40分程で、急な箇所も無く、山頂までは一本道。最後まで息が上がることなく、笑顔で登りきることができました!
時々、手を振ってもらえるんです!
途中、ロープウェーが通るのが、八幡山ならではの光景。
ロープウェーに乗って嬉しそうな人たちを眺めながらゆっくり道を進んでいくと、山頂の八幡山ロープウェーのりばを示す看板が現れます。
この看板が見えたら、もうすぐ山頂のロープウェーのりばです!
山頂の瑞龍寺と石垣に歴史を感じる
山頂は「瑞龍寺」のあるところ、つまり本丸跡です。
ロープウェー乗り場からゆるやかにのびる階段を進み、本丸跡へ向かいます。
ロープウェー乗り場から徒歩10分で、いよいよ山頂です。
ここまでくると、山頂の景色が見たくなって、勢いとうれしさでどんどん進んでいきます。
山頂にある「瑞龍寺の門」をはじめ、京都の二条城から移築された荘厳な建築物は必見です。
また、八幡山に残されている石垣は、台風や災害で一部補強されていますが、今もかつてここに「八幡山城」があったことを今に伝えています。
八幡山山頂の地域猫たち
この山頂まで登ると、地域猫に出会えるかもしれません。
とてもかわいい猫たちが、琵琶湖を臨む八幡山でのんびりと暮らしています。
絶景ポイント「西の丸」へ
西の丸からの眺望は素晴らしく、琵琶湖の対岸の「比良山系」も見られます。
春には新緑が美しい比良山系と琵琶湖を臨めます。
夏は青い湖と入道雲が気持ちいいです。
秋はさわやかな風の中、色づいた比良山系を眺められます。
冬は澄み渡る空気の中、雪化粧をした山々が見られて絶景です。
【恋人の聖地】山の上でしか撮れないふたりの時間をおさめてください!
ロープウェイのりばの近く、展望台には恋人の聖地のオブジェもあります。
記念撮影はぜひここで撮ってみてくださいね!
こちら側の眺望は市内を一望でき、西の湖も臨めます。
私もこの景色を見ると「また登りたいなぁ」と感じます。
市内を見下ろすと、特徴的なヴォーリズ建築がよく見えるので、ヴォーリズ建築を探すのもここからがいいと思います。
近江八幡市はヴォーリズさんが手掛けたお屋敷がたくさんあるのですが、数件がかたまって建っているので、山の上から見ていると、
「あ、あの木造の家がヴォーリズ建築かな?」と発見できるのも魅力です!
なかなか屋根を見ることもできないとおもうので、私は望遠鏡でのぞくこともあります。
和風な外観だけど、アメリカの古き良き家の雰囲気がにじみ出る、素敵なおうちをぜひ探してみてくださいね!
下山は八幡公園の豊臣秀次像を目指して
下山も八幡山をゆっくり歩いてみることにします!
山頂で呼吸も落ち着いたので、下山しようと思います。
途中までは同じルートですが、大きな鳥居のところまで降りて右にまわると「秀次公御尊像」があるので、そちらへ行ってみたいと思います。
実は山頂にも「秀次像」があって、八幡山にはふたつの秀次公の像があるんです。
山頂の、瑞龍寺にある秀次像も歴史を感じられてとても素晴らしいので、ぜひご覧ください。
これから見る秀次像は、近江八幡市立図書館の裏にある 、八幡公園の中にあります。
日牟禮八幡宮の登山口ではなく、八幡公園のほうへ進むと、この秀次公の像がある八幡公園に出られますよ。
豊臣秀次は、近江八幡市にある八幡山(はちまんやま)に城を築きました。
数奇な運命をたどった彼ですが、市民から今も大切にされる八幡山城を遺してくれたので、ぜひ歴史をたどって秀次公にも会いに来てほしいです。
かわらミュージアム
10棟の建物全体で2万4000枚もの瓦が使用されており、周囲の建物との調和を図るために「いぶし」を施し、あえて古風な印象を与えています。瓦屋根の上からは、かつての主人公たちが訪れるような仕掛けも見られ、楽しさが随所に感じられます。さらに、古瓦をモチーフにしたアートな散策路は、歩くだけでロマンティックな気分に浸れる空間です。
館内では、鬼瓦や瓦人形などの展示を通じて、瓦職人の高い技術と芸術性を感じることができます。また、敷地内には初春の梅や枝垂桜など、四季折々の草花や樹木が豊かに彩りを添えています。さらに体験工房では、瓦の粘土を使い、鬼面やふくろう、コースターなど、いぶし銀仕上げの作品を自ら手作りで作る体験が楽しめます。
下山後はかわらミュージアムへ
八幡山から下りてくると、石畳がある小路があります。
秀次公の築城した八幡山城は既に廃城され石垣が残るのみですが、八幡山の麓にある「かわらミュージアム」にも八幡山城に関するものがあるので、寄ってみたいと思います
日牟禮八幡宮から八幡堀に向かっていくと、石畳の風情あふれる小路があります。
そのまま進んでいくと、「瓦」にまつわるミュージアムである「かわらミュージアム」へ到着です!
かわらミュージアムには八幡山城にまつわる展示も!
珍しい「瓦」のミュージアム。
織田信長が使った瓦、豊臣秀吉が使った瓦と思われる形の瓦が出土され、こちらで展示されています。
出土した瓦には金箔も残っているので、これが城を彩っていたのかもと想像すると、とっても豪華なお城だったのかもしれませんね。
ぜひかわらミュージアムに来て、歴史に思いを馳せてみませんか?
八幡堀に沿って建てられているかわらミュージアムは、景観も素晴らしく、桜の時期には八幡堀と白壁の外観が美しく調和される姿が見られると思います。
かわらミュージアムのみどころ
近江八幡の瓦の歴史がわかるのも魅力です。
「瓦」と「近江八幡」のかかわり、瓦づくりの歴史、そして八幡山城の歴史。
館内の静かな雰囲気と厳かな瓦の数々に時間を忘れるほどでした。
とても珍しい十字架が記されている瓦や、世界の瓦など、貴重なものも展示されているので、ぜひ近江八幡にお立ち寄りの際はじっくりとご覧いただきたいです。
瓦の楽器
館内には瓦でできた楽器もあります。
とてもやさしく、やわらかい音が響いて、おすすめです。
ここでしか感じられない音をぜひ体験してみてください。
八幡山の登山からかわらミュージアムを歩いてみて
近江八幡の歴史を感じながら、美しいものにたくさん触れられた一日でした。
八幡山の周辺にはほかにも素敵な観光スポットがまだまだたくさんあります。
ぜひゆっくりと八幡山周辺を楽しんでいただきたいです。
八幡山は紅葉がとても美しいですが、春の桜、夏の新緑、冬の比良山系の雪化粧と、一年を通して楽しんでいただけます。
美しいものに触れる素敵な旅を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
趣味はカメラと観光。それから猫と遊ぶこと。
素敵な情報を発信できるようがんばります!