近江八幡の老舗「和た与」で伝統体験!親子で楽しむでっち羊羹づくり

滋賀県近江八幡市といえば、風情ある八幡堀(はちまんぼり)や歴史的な町並みが魅力の観光地です。

この観光地すぐそばに、150年以上の歴史を持つ老舗和菓子店「和た与」があります。

ここではなんと、近江名物「でっち羊羹(ようかん)」作りを体験できるんです!

この貴重な伝統体験は、大人も子どもも夢中になれる時間を過ごせます。

近江八幡の老舗「和た与」で伝統体験!親子で楽しむでっち羊羹づくり

近江八幡の伝統菓子「でっち羊羹」とは?

でっち羊羹
でっち羊羹

「でっち羊羹」は滋賀県近江八幡市の伝統的な和菓子で、老舗和菓子店「和た与」が発祥の店として有名です。

この羊羹は、小豆餡に小麦粉を加えて竹皮で包まれた蒸し上げる製法で、寒天の代わりに小麦粉を代用しているのが特徴

一般的な羊羹よりも柔らかく、もっちりとした食感と上品な甘さが魅力です。

「でっち羊羹」の名前は、商家の見習い小僧である丁稚(でっち)さんが手軽な価格で買えたことから、帰郷時にお土産として持ち帰ったことに由来しています。 

または餡をこねあわせることを「でっちる」と呼ぶことから「でっち羊羹」になったという説もあります。

ここでしか体験できないでっち羊羹づくり

小麦粉とあんこ
小麦粉とあんこ
職人さんが丁寧に指導
職人さんが丁寧に指導

ここではオリジナルのでっち羊羹を作れます!
職人さんが丁寧に指導してくれるので、初心者でも安心です。

小学生以上の子どもが対象で、家族での体験も可能です。

今回は小学1年生の娘を中心に体験しましたが、未就学児の息子も一緒に触ったりと、ゆったりと貴重な時間を楽しめました。

出来上がりを待つ間は地元食材を使ったあんフォンデュでティータイムも楽しめます。

12種類のトッピングから選べる

12種類のトッピング
12種類のトッピング
子どもたちには栗が人気
子どもたちには栗が人気
オリジナル羊羹づくり頑張ります!
オリジナル羊羹づくり頑張ります!

体験場所は和た与さんが経営しているカフェ「明治橋あまな」の店内です。

まずは12種類のトッピング選びからスタート!

栗や白小豆の他に、クルミ、ミックスシード、ドライマンゴーなど、さまざまな具材が揃っています。

子どもたちは「どれにしよう?」とワクワクしながら、お気に入りのトッピングを選んでいました。

娘は「栗、アーモンド、クルミ」息子は「栗、アーモンド、りんご」を選びました。

羊羹は3本作れるので、それぞれどんなオリジナル羊羹ができるか楽しみです!

あんこを練って竹皮に広げる楽しい作業

小麦粉とあんこを練り合わせる
小麦粉とあんこを練り合わせる
美味しそうな小豆色になったらOK
美味しそうな小豆色になったらOK
竹の皮の上にあんこを乗せる
竹の皮の上にあんこを乗せる
丁寧に伸ばしていく
丁寧に伸ばしていく
自由にトッピング
自由にトッピング
竹の皮で結ぶ
竹の皮で結ぶ
職人さんが優しくサポート
職人さんが優しくサポート
あとは蒸すだけ!
あとは蒸すだけ!

次は、羊羹作りの本番。小麦粉とあんこをしっかり混ぜ合わせて生地を作ります。

しっとりしたあんこの感触を楽しみながら、丁寧に混ぜていく作業は意外と楽しい!

その後、竹の皮に羊羹生地を広げるのですが、この作業はコツがいります。

職人さんが丁寧に教えてくれたので、子どもたちも上手に広げられました!

あとはお好みのトッピングを散らせば、蒸し上がりを待つだけ。

約3時間の蒸し時間で、美味しい丁稚羊羹が完成します。

待ち時間は「あんフォンデュ」を堪能

あんフォンデュ
あんフォンデュ
付け合せはフルーツ、丁字麩(ちょうじふ)など
付け合せはフルーツ、丁字麩(ちょうじふ)など
あんこ好きの娘も満足
あんこ好きの娘も満足
残ったあんこはあんミルクとしていただく
残ったあんこはあんミルクとしていただく
ほっこり一息
ほっこり一息
店内はカウンター、テーブル、半個室あり
店内はカウンター、テーブル、半個室あり
店内からの景色
店内からの景色
八幡堀の風情を楽しむ
八幡堀の風情を楽しむ

待ち時間は、和た与プロデュースの「明治橋あまな」で、あんこ好きにはたまらない「あんフォンデュ」を楽しめます!

でっち羊羹に使われているあんこを使用した、優しい甘さの温かいあんこにフルーツや丁字麩(ちょうじふ)をディップして楽しむ贅沢なスイーツ

あんこの上品な甘さがフルーツと絶妙にマッチし、新感覚の味わいでとても美味しかったです。

残ったあんこは温かいミルクを入れて、あんミルクとして最後まで小豆の風味を楽しめます。

店内からは八幡堀の風情を楽しめ、この日は雪が降り、幻想的な景色が広がっていました。

周辺は観光地としても魅力的で、空き時間に散策や観光巡りを楽しむこともできます。

周辺の観光地

和た与の周辺には様々な観光地がありますが、八幡堀めぐりの遊覧船がおすすめです。

豊臣秀吉の甥・秀次が築いた八幡堀は、琵琶湖とつながる水路として商人たちの物流を支えていました。
四季折々の景色が魅力で、どの季節に訪れても違った趣を感じられます。

城下町の雰囲気が色濃く残る、近江商人の古い街並みを、和船に乗ってゆったり満喫しませんか?

周辺の観光地

いよいよ完成!そのお味は?

ついに完成
ついに完成
ドキドキの開封
ドキドキの開封
栗たっぷりの贅沢でっち羊羹
栗たっぷりの贅沢でっち羊羹
3本それぞれ個性豊かなでっち羊羹
3本それぞれ個性豊かなでっち羊羹
手作りならではの美味しさ!
手作りならではの美味しさ!

3時間後、ついに蒸し上がったでっち羊羹とのご対面です。

しかしまだ温かいため、食べるのは冷やして翌日がベストとのこと。

楽しみにしながらじっくり冷やし、いざ竹の皮をあけると、そこには個性豊かな羊羹たちが!

羊羹を切り分けて食べると、もっちりとした食感とあんの優しい甘さが口いっぱいに広がります

市販のものとはひと味違う、手作りならではの美味しさに、子どもたちも大満足。

「また作りたい!」とリクエストされるほど、親子で楽しめる体験でした。

もっちり食感の「ういろ餅」

和た与では、でっち羊羹以外に「ういろ餅」も名物です。

近江の米粉をセイロで蒸しあげて作られているため、もっちりした食感が特徴です。

色んな種類がありますが、パックには4色のういろが入っています。

定番はピンクのニッキ、米粉の美味しさをそのままいかした白、緑の抹茶、黒の黒糖の4種類です。

ぜひでっち羊羹とともに「ういろ餅」も味わってみてください!

もっちり食感の「ういろ餅」

和た与の詳細

住所:滋賀県近江八幡市玉木町2-3

営業時間:9:00~18:00

定休日:火曜日(祝日の場合は営業)

電話番号:0748-32-2610

駐車場:あり(無料)


《でっち羊羹づくり体験》

内容

・でっち羊羹3本

・あんフォンデュ

料金

・4,000円(税込)

体験場所

・明治橋あまな

予約方法:電話

※体験内容や料金は変更になる場合があります。お電話でご確認ください。



  • 和た与
  • 八幡堀めぐり

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

明治橋あまなの詳細

和た与プロデュースのカフェ。

でっち羊羹や、ういろ餅を取り入れた新感覚の和パフェ、うなぎ料理もあります。

八幡堀の目の前で素敵なひとときがたのしめます。


住所:滋賀県近江八幡市大杉町32番地

営業時間:10:00~17:30(L.O.17:00)

定休日:火曜日

電話番号:0748-32-5295

駐車場:あり(無料)




  • 明治橋あまな

Google Mapの読み込みが1日の上限を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

まとめ

ここでしかできない貴重な伝統体験。

歴史ある町並みとともに、和た与のでっち羊羹作り体験を満喫できるのは近江八幡ならではです。

観光をしながら、ぜひ親子で挑戦してみてはいかがでしょうか?

YouTubeでも「でっち羊羹づくり体験」について40秒ほどでまとめていますので、こちらもチェックしてみてください! 

ライタープロフィール

チロ子
Instagramで滋賀県の子連れおでかけ情報を発信しているチロ子です。
はちまん観光ライターとしても、子どもといっしょに楽しめるスポットを中心に紹介しますのでよろしくお願いします!
チロ子
ページトップへ