近江八幡の火祭り(松明図鑑)
火祭りについて
近江八幡の地で千年の昔より受け継がれてきた“松明”
近江八幡市には、古くから伝わる祭りが数多く残っています。華麗な踊りや勇壮な火祭りなど一年を通じて華やかに繰り広げられる祭事は、まちに人に季節を知らせ、伝承の大切さを教えてくれます。
松明は、ヨシと菜種ガラを主な材料として作られ、なかには10mにもおよぶ大きさのものもあります。形や扱いもさまざまで、火を点けながら手で振りかざす「振り松明」や引きずりながら持ち込む「舟松明(曳摺(ひきずり)松明)」、「徳利(とっくり)松明」などがあります。
この図鑑では、近江八幡の各地域に伝わる祭礼や松明の特徴などを紹介します。
近江八幡の火祭りとは
「近江八幡の火祭り」とは、「左義長まつり」、「八幡まつり」、「篠田の花火」をはじめとする、毎年3月から5月にかけて、市内各集落あわせて大小200基を超える松明が結われ、奉火されるもので、近江八幡市内の村や郷、町内など特定の地域集団で行う火を用いる行事を総称するものです。これらは「近江八幡の火祭り」として、国選択の無形文化財になっています。
松明図鑑
先人たちが守り受け継がれてきた伝統の松明を『松明図鑑』としてアーカイブしました。