八幡まつり

春の三大祭り 八幡まつり

「八幡まつり」は豊臣秀次の開町以前から実施されている千数百年の歴史を誇る伝統のお祭りです。

まつりは毎年曜日に関係なく4月14・15日に開催されます。

14日は松明への奉火を行う火祭り「松明まつり」、15日は大太鼓が宮入する「太鼓祭り」が実施されます。

日程
八幡まつりについて
まつり会場までの交通

~日程~

八幡まつり 日程・スケジュール

4月14日直前の日曜日 松明結い
*この日は八幡宮境内は通行止めになります
4月14日 松明まつり   4月15日 太鼓まつり
8:30 ・大松明結い 10:00~ ・例祭
13:00~ ・子ども松明の奉火 14:30~ ・太鼓渡り宿入り
19:00~ ・神役太鼓の宮入 16:00~ ・大太鼓の渡り
20:00~ ・松明奉火(22:30頃まで順次)

*例年の交通規制は{白雲橋~ロープウェー前}(14日:8時~24時・15日:13時~18時)
大杉町通り「玉木~江南町」は、14日のみ18時~21時が通行止めとなります。

八幡まつりについて

1.八幡まつりのいわれ

八幡まつり

 この祭りは、西暦275年に近江の地に行幸された応神天皇が、現在の日牟禮八幡宮へ参詣される際に、琵琶湖岸に位置する南津田7軒の家の者が、ヨシで松明を作り、火を灯して道案内をしたのが始まりではないかと伝えられています。
*まつりの始まり関しては、奇説や諸説があり 詳しいことは良く分かっていないようです。

大陸伝来のもの。紅白の毬を先がヘラになった毬杖で掬って自分の組の毬門に早く投げ入れた方を勝ちとするポロに似たもの。

 

2.祭りの構成

各郷の太鼓各郷の太鼓大きさ・御幣の有無、縄の結び目など、細部に個性が見られる

 社伝によれば、八幡宮本殿の南側に祀られる大島神社がその地主神で、正暦2年(991年)に八幡神を宇佐八幡宮から勧請、その後、帰属した船木郷と両郷の鎮守として推移したと伝えられています。

 八幡祭における、上之郷が大島郷、下之郷が船木郷とされ、幕末までは、祭りの中に上之郷が大島社に対して行う神事があり、特に「大島祭」と称していたようです。

 現在は上之郷(市井、多賀、北之庄、鷹飼、中村、宇津呂、大林、土田)と下之郷(船木、小船木、大房、南津田)12郷のまつりとされています。

3.祭りのスケジュール

山車の制作現場火祭りスタート順次、各郷の松明に奉火される

今日の八幡まつりは、4月14日(松明まつり)・15日(太鼓まつり)に行われています(16日にも宮司、巫女、各郷神約が出仕する須寺渡りと呼ばれる祭事があります)。

 松明はヨシと菜種がらを材料に作られ、中には10mに及ぶ大きさの物もあり、火を付けながら手で振りかざす「振松明」や引きずりながら持ち込む「引きずり松明」、他にも「とっくり松明」「船松明」と呼ばれるものなど、大きさや形も多種多様にわたります。

 各町によって作られる松明は、宮入と同時に持ち込むか、宵宮の前の日曜日から当日の夕刻までに所定位置に立て並べられます。

宮入宮入各郷の太鼓が日牟禮八幡宮を目指す

 14日は午前中に大松明結い、昼から子供松明の奉火、19時より神役太鼓が宮入し、20時から上之郷の松明からその年に定められた順に火が放たれ夜空を焦がします。上之郷に続き下之郷の松明に火が付けられます。なかでも大房の松明は、寝かせた状態で持ち込み、30度ほど起こした状態の時に松明に火を付け、火の粉をかぶりながら竹で突き上げつつ松明を起こしていく姿は勇壮で、男らしさを感じさせられます。

 現在では、大きな松明も珍しくはありませんが、見物客への期待に応えるため、また郷のその折りの勢いが気持ちの表れなどとなり、松明も大きくなっていったようです。過剰な競争が住民同士のトラブルを招くことにあり、江戸時代には京都町奉行所に訴訟になったこともありました。よって、松明の大きさは、葭(ヨシ)の大きさ程度に自粛するようにと度々申し渡されています(太鼓についても同様で、次第に大きなものを調えていったと伝えられています)。

 15日は10時から例祭、14時30分から太鼓渡り宿入り、16時から大太鼓の渡りが行われます。この渡りも昔からの決まった順番で宮入りしますが、雨天の場合は、代渡りと称し役員と代表者で太鼓なしの渡りの時もあります。また、鳴らされる太鼓の打ち方は各郷に伝わるものとされています。

4.まつりの伝説

火まつり

 この祭りは、農業用水の水利に起因するとの説があり、源平合戦を表しているとも伝えられていますが、基盤は農村集落の集まりであり、各郷が自然災害を受けることなく、稔りの秋を迎えるため、各郷集落が一同に会し、日頃の神々の恵みに感謝と祈りを捧げた姿ではないかと考えられます。その結果、各地域での水争いはなく、この祭りが大きな役割を果たした時代もあったと言えます。

 祭りの中に二つの異なる姿が表現されているのは、祈りの姿の表し方であり、雌雄と理解するのが自然であると考えられます。ただ、全体がどう表現されているのかという見方よりも。年毎に心を結び合いながら新たに作り上げ、共同して行事を取り進めることが大切だと言えます。

~まつり会場までの交通~

開催中は交通規制等により大変混雑し駐車場は不足しますので公共交通機関のご利用が便利です。

近江八幡駅から徒歩でご来場の方

JR近江八幡駅より約30分JR近江八幡駅より約30分。

近江八幡駅からバスでご来場の方

近江八幡駅からバスでご来場の方JR近江八幡駅より近江鉄道バス「長命寺」行き、もしくは「野ヶ崎」行き。 「小幡町資料館前」下車。 (1時間に2~3便運行)


タクシーでご来場の方

近江八幡駅北口よりご乗車ください。(火祭り会場までは5~7分程度です)

車でご来場の方

※日牟禮八幡宮周辺は交通規制されてますので、係員の指示に従ってご駐車ください

●名神高速道「竜王」インターより15km


本ページで使用している写真は、「一級建築士事務所・atelier AINO」の作品を使用しています。

 

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