【めぐりん】織田信長の足跡をたどる
信長最後の居城があった安土をサイクリング
織田信長が築いた“幻の名城”安土城跡で有名な安土エリアをサイクリング。名城の石垣を残す雄大な城跡周辺に点在する信長ゆかりのスポットを巡って、安土の歴史に深くふれよう。
- 所要時間
- 5時間
- 交通手段
- 自転車

安土駅前(自転車レンタル)
JR安土駅の北側出口を降りると、凛とした織田信長の像がお出迎え。すぐそばに「レンタサイクルたかしま」と「レンタサイクルふかお」の2軒のレンタサイクル店があります。ここで自転車を借りましょう。
安土城郭資料館
- 内部まで精巧に表現された開閉式の安土城復元模型。©内藤昌
- 安土山、繖(きぬがさ)山のジオラマを展示。館跡の多さがわかります。
- レンタサイクルのある駅北側からは、地下通路の利用が便利です。自転車から降りて通りましょう。
まずはJR安土駅の南側すぐにある資料館へ、まずは立ち寄って。中世の安土に関連する資料を展示しています。中央に展示されている1/20サイズの安土城復元模型は必見で、城の詳細な内部を観賞することができます。ほか、安土城屏風をローマ法王に届ける天正少年使節団の行程が描かれた安土城屏風絵風陶板壁画も見ものです。おみやげ、喫茶コーナーもあり、ゆっくりくつろげます。
安土城天主 信長の館
- 信長の威光を感じる煌びやかな安土城天主。©内藤昌
- 階段をのぼると、6階の内観や細かな意匠を近くで観賞することができます。
- 発掘調査や研究資料に基づき安土城と城下町をCGで再現した「VR安土城」。200インチの迫力ある大画面で当時の様子を体感できます。
1992年のスペイン・セビリア万博に出展された原寸大の安土城天主(5・6階部)を移設展示しています。館内に足を踏み入れると、そびえ立つ天主がお目見え。視界に収まりきらない大きさと、豪華絢爛な意匠はまさに圧巻! 金箔10万枚を使用した外壁や金の鯱、内部には、信長が狩野永徳らに描かせたという『金碧障壁画』も再現されており、安土城をリアルに体感できます。
滋賀県立安土城考古博物館
安土城の真実、発掘で解き明かされた謎を追おう。
- 中世ヨーロッパ調の建築物がモチーフです。
- 天井の高い広々とした第2常設展示室。平成元年度からの安土城跡発掘調査の成果や、織田信長関連資料などを展示。
- 博物館のある近江風土記の丘では、県下から移築されてきた旧柳原学校舎など、レトロな建造物も見られます。
第1常設展示室では県下の出土品などを展示し、古代遺跡を紹介。弥生時代や古墳時代の文化を学ぶことができます。第2常設展示室は、中世、近世の城郭をテーマに文書や城跡の出土遺物といったさまざまな資料を展示。戦国時代の近江、安土城や織田信長の歴史により迫ることができます。令和6年はリニューアル工事のため休館となる期間があります。
- 住所
- 安土町下豊浦6678
- 電話番号
- 0748-46-2424
- 営業時間
- 9:00~17:00
- 定休日
- 月曜日
- 料金
- ■通常料金 大人600円(480円) 大学生360円(290円) ※( )内は団体20名以上の料金。
■企画展開催中料金 大人660円(530円) 大学生400円(330円) ※( )内は団体20名以上の料金。
※特別展については別に定める額が必要
■小中高生は無料
■障害のある方および県内在住の65歳以上の方は無料(但し証明書等が必要)
安土城跡
- 安土城跡は国指定の特別史跡に指定されています。
- 城跡内にはほかにも、信長が移築してきた二王門や三重塔が重要文化財として残っています。
安土城跡は、“幻の名城”とも謳われる織田信長の最後の居城、戦国ロマンあふれるスポット。標高約198mの安土山一帯に遺構が点在し、天主跡と本丸跡には礎石が、二の丸跡には、豊臣秀吉が建立したという織田信長廟があります。山門から続く登城路・大手道(写真)などで見られる石垣からは壮大なスケールや、信長が築いた城の雄々しさを感じることができます。